りんごMAGAZINE

【わたしたちのりんご音楽祭】娘が成長して、「フェス好きな友達」になった感じがしたなぁ

「音楽がたくさん流れている公園に行くよ」

​​ 2年前に、家族で東京から長野に移住してきました。移住当初は娘も小さかったから、フェスみたいな大きいイベントには行ける状態ではなくて。娘が生まれる前は、ちょいちょいサマソニとか行ってたんだけどね。最近、娘が成長してきていろいろ行けるようになったから、これまでふつふつと溜まっていた「フェス欲」が爆発して、家族でりんご音楽祭に行ってみることにしたんです。

 娘には、そのまま「今日はフェスにいくよ」と伝えました。「フェス?」って聞き返されて、「音楽がたくさん流れてる公園だよ」と説明したら、「行く!」って乗り気で。会場について、入り口の橋を渡る時点で娘のルンルン具合が半端なくて、スキップしながら現地入りしてるのを見てほっこりしましたね。
 

最後まで躍りたそうに体がウズウズしていた

 りんご音楽祭は、会場が公園だから、好きなタイプの音楽じゃないときは芝生で思いっきり走り回れるし、うとうとしてきたらレジャーシートを敷いて一緒に昼寝ができるのもよかったですね。起きたら会場の中をぐるっと散歩して。基本的には手を繋いで歩くんですが、だっこして歩いていた時に、俺の歩くテンポに合わせて娘が歌ったんですよ! 親バカだけど、天才かもしれないです。教えたわけでもないのに、音楽が流れるとちゃんと片手を上げて曲に乗りますからね。

 いろんなフードの出店があるのもよかったですね。俺は、フェスに行ったら結構いろんな食べ物を爆買いしちゃうんだけど、りんごでもあらゆるものを買ってはちょっとずつ娘と一緒に食べました。タコスにカレー、娘が音楽に飽きてきたときは「アイス食べたい!」っておねだりされて、ジェラートも食べました。

 夕方のCampanelleのステージまで観て、娘の眠さが限界を迎えたから、横目でGAGLEを観ながら帰りました。結構最後の最後までいたんじゃないかな。頭は起きてて身体が眠っちゃってる感じでした。まだ踊りたそうに身体がウズウズしてたなあ。

親子というより、友達とフェスに行く感覚

俺がうれしいのは、娘がフェスを好きでいてくれる事なんです。娘は今3歳なんですが、俺よりも先にスピーカーに走っていくような素敵な子なんですよ。普段から家でもHIPHOPを流しているんですが、娘は特にどんぐりずが好きで。りんごで生演奏を聴いて以来、四つ打ち系の曲が流れるたびに、「これどんぐりず?」って聴いてくるようになりました(笑)。

 子供なりに音楽の好みははっきりしてるのかも。音楽に乗るときと乗らないときの差が激しいんです。アップテンポの曲のときは、「踊りに行こうよ!」って俺の手を引っ張ってステージ前まで走っていくんですよ。でも、普段はいわゆる子供向けの音楽も好きなんです。彼女の中では、アンパンマン、どんぐりころころ、どんぐりずみたいな感じなんじゃないかな。

 初めて親子で行ったフェスだったけど、雰囲気もアットホームだし、移住してから出来た友達たちも遊びに来ていたから、会場で「おっす!」ってみんなに挨拶するたびに、「俺、長野で友達たくさんできたなぁ」って嬉しくなりましたね。教育としても、ああいう場は最高なんじゃないかと思います。自然の中だし、音楽も聴けるし、娘も周りのいろんな人を見て、コミュニケーションも取れる。親子で楽しめるし、一石二鳥どころか五鳥ぐらい。でも、親子というより、もう友達とフェスに行く感覚ですね。娘が成長して、フェス好きな友達になった感じです!

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