りんごMAGAZINE

【わたしたちのりんご音楽祭】「りんごでしか会えない人に会いにいく」【りんご音楽祭2023当日レポート】

2023年9月23日(土)、24日(日)の二日間、長野県松本市のアルプス公園で「りんご音楽祭2023」が開催されました。2009年から長野県松本市で毎年開催されている野外音楽フェス「りんご音楽祭」。コロナ禍により規模を縮小していた数年を経て、今年度は「されどパーティー」というステートメントを掲げ、計6ステージ・前中後夜祭を含め2日間で200組を超えるアーティストが出演。天候にも恵まれ、のべ6000人を超える来場者がアルプス公園に集まりました。

「りんご音楽祭2023」は、開催15年目の節目の年でありながら、過去のオフィシャルグッズのリメイクアイテムの販売や、オフィシャルドリンカーでのリユースカップの使用、子供向けのスタンプラリーの開催など、これまでにない新しい取り組みも行われました。

りんご音楽祭の特徴として挙げられるのが、楽しみ方が多種多様であること、そしてリピーターのお客さんが多いことです。出演アーティスト、運営スタッフ、出店者や、ボランティアスタッフはもちろん、お客さんそれぞれが、りんご音楽祭特有の空気感を醸し続けています。

そんな一人ひとりのお客さんの目から見たりんご音楽祭のエピソードを届ける連載、「わたしたちのりんご音楽祭」。今回は番外編として、「りんご音楽祭2023」を観客の1人として体験してきた筆者のレポートをお届けします。

DAY1

身軽に、好きな格好で。架け橋を渡っていざりんご音楽祭へ

りんご音楽祭に行くのは今年が2回目。去年は初フェスが不安だったので、アウトドアっぽい服装を選び、防寒具やらタオルやらあれこれ持って行ったけれど、今回はとにかく荷物をコンパクトに。財布、リップ、手ぬぐい、充電バッテリーをショルダーバックに詰めて、足元はスニーカー、服は最近買ったお気に入りのセットアップと、夜の寒さ対策に薄手の羽織ものを一枚。

松本駅前のビジネスホテルに荷物を預けて、シャトルバスに乗って会場に向かう。バスが丘を登るにつれて、りんご畑が見えてくる。「りんごだ〜」という周りの人の声に、わくわくが高まる。15分ほどで到着。バスを降りて受付でリストバンドを貰い、アルプス森のかけ橋を渡って入場。駐車場と会場をつなぐこの橋が、現実と異世界の境目っぽくて好きだ。

会場へ続くかけ橋。ここで記念撮影をする人も多い。

まずは、レッドブルEVVOステージへ。松本のDJ・nuさんのステージを観に行く。朝の一発目から早速身体を揺らして踊る人々がたくさんいる。アルプス公園の空気が、だんだんフェスの空気にチューニングされていく感じがする。ついでに隣のオフィシャルグッズのブースを覗きに行ったら、気になっていたリメイクTシャツがもう完売していて驚く。先にグッズを確保したいけれど、身軽に会場を回りたさが勝り一旦様子見。

りんご音楽祭のオーディション「RINGOOO A GO-GO 」選出アーティストの岡林風穂さんが気になっていたので、わさびステージに移動。鳴り続けるギター、やわらかくて、でも力強い歌声と紡がれる言葉たちがまっすぐ刺さる。土曜日の朝に、太陽の下でこの声を聴けてよかったなぁと思う。ライブ後に物販コーナーで短歌のキーホルダーを買った。隣にいた、遠方から来たらしい二人組が「帰りの車でドライブしながら聴くんだ」「いいね、絶対楽しい」とCDを買っていた。

青空の下、全身で音を浴びる気持ち良さ

次は大本命の浪漫革命のステージへ。昨年、最終日のトリの演奏で思い切りくらってしまって大号泣して以来ファンになった。今年は初日の昼の出演なので、青空の下で聴けるのが楽しみ。そばステージだと思い込んでいて、着いたら違うアーティストの演奏が始まるところだったので焦る。駆け足でりんごステージへ移動。会場がコンパクトで助かった。一曲目の途中で滑り込む。すでにお客さんたちは盛り上がっていて、自分も一緒になって腕を振り上げて歌った。ライブハウスでワンマンを観たのもすごくよかったけど、外で飛び跳ねながら音を全身に浴びるのも気持ちがいい。お昼前にしてすでに「もう帰ってもいい」くらいの満足感。

森の中にあるりんごステージ。

朝から動き回ってお腹が空いてきたので、そばステージに戻ってフードの出店を物色する。ルーロー飯、カレー、タコス、水餃子、どれもおいしそう。うろうろしていたら、「パッタイチャンスだよーーー!」と声を張り上げるお兄さんを発見。勢いに押されて列に並ぶ。近くの机とベンチが空いていたので、そばステージの盛り上がった空気を浴びつつパッタイを食べる。

どこかへ移動するか、このままそばステージにいるか悩んでいたら、ステージ後方でレジャーシートを敷いてくつろいでいる友人を発見したので一緒に座らせてもらう。県外から、職場の後輩を連れて来た彼女は、前乗りして安曇野の温泉宿に泊まり、朝も温泉に浸かってからのんびり昼頃に会場に着いたらしい。「去年は雨でレジャーシート使えなかったから、今年はリベンジに大きいの買ってきた!」と芝生で悠々と寝そべっていた。すっかりりんご通の顔。

しばらくのんびりしてからタイムテーブルを見ると、掟ポルシェさんのステージが始まる頃だった。去年は魚肉ソーセージが飛び交うカオスな空間だったけど、今年はどうなっているんだろう。早速レッドブルEVVOステージの方に行ってみると、黒山の人だかり。

ステージを飛び出して公園内を駆け回る

ちくわやらハムを投げながら縦横無尽にフロアを走り回る掟ポルシェさんの後ろを、真剣な顔をした少年が追いかける。通り過ぎようとした人たちが、「何これ?何が起きてるの?」と立ち止まる一方、すぐ近くの池のほとりで、あたりの騒ぎをものともせずに目を閉じて座禅を組み、大きな水晶の球をひたすら回している人もいる。このごちゃ混ぜ感がりんごっぽい。

熱狂の余韻に包まれ、少し休憩したくなったのでりんごステージのトークブースへ。ここでは、編集者の徳谷柿次郎さんとロマンさんの二人がステージの合間にゲストを迎えてトークを繰り広げる。この時間のゲストは、まさかの松本市長。なぜ音楽フェスに市長が……?と思いつつ、正面の芝生に座って聴いてみると、祭と街の関係や、松本への思いをラフに語っていて、ラジオ感覚でゆるく聴けてちょうどよかった。

りんごステージの横にあるトークステージ。

再びわさびステージへ。朝の岡林風穂さん同様、「RINGOOO A GO-GO 」選出アーティストで気になっていた浦小雪さんのステージへ。音源で聴くのとはやっぱり全然違って、一音一音のきらきらを浴びるような気持ちで聴く。昼のわさびステージは、ステージの後ろにすかーんとした青空が広がっているので、音が伸びていく感じがして晴れやか。合間のMCで、浦小雪さんがひとりごとのように空を見上げて「あー、楽しい」と呟いてから、ハッとした顔で「楽しいね、みんなは楽しい?」とステージに投げかけたのを見て、なぜかちょっと泣いてしまった。

わさびステージは、ライブハウスにいるような感覚になる。

りんご音楽祭ならぬ、りんご蘇民祭?

時刻は15時近く。前半はぎゅっと詰め込んでステージを回ったので、ここからはゆったり楽しむことにする。オフィシャルドリンカーのブースでお酒を買って、特にタイムテーブルは見ずにふらふらと会場を回り、わさびステージとおやきステージの間にある芝生の斜面で木陰を探して横になる。二つのステージから漏れてくる音と、通り過ぎる人たちの声を聴きながら昼寝。フェスで昼寝をするのはなかなか贅沢な気持ち。

日が暮れてきて、肌寒くなってきたので起き上がる。1時間近く寝ていたらしい。オフィシャルグッズのブースでグッズをいくつか買ってから、そばステージに移動して出店ブースを回る。古着、雑貨、アクセサリー、手ぬぐい、銭湯グッズ、なんでもある。ステッカーを一枚買った。酒蔵のブースが熱燗を出していたので、あったまろうと一杯買って、茂みの奥にあるティピの前に座り、キャンドルの火を眺めながらちびちび飲む。そばステージの演奏がほどよく聴こえてくる。

「観たいアーティスト全部観たね、次どこいく?」
「明日も来るし、今日はもう松本観光しない? てか中華食べたい」
「あー、いいね。そうしよっか」

と、二人組が話しながら前を通り過ぎていく。終演まではまだ時間があるけれど、私も今日はもう街に降りて飲みにでも行こうかなぁと出口へ向かい始めたら、おやきステージが異様な熱気に包まれていたので思わず立ち寄った。

テント型のおやきステージは演者との距離が近く、ステージ内に熱気が立ち込める。

おやきステージのトリのクリトリック・リスさんが、上裸の男たちに囲まれ、拳を突き上げながら熱唱している。まるでここだけ蘇民祭のよう。一人また一人と、服を脱ぎ捨てた人たちが輪に加わる。最後には、観客を含めた全員でOasisの「Don’t look back in anger」を大熱唱。自分も遠巻きに加わって手を振ってみる。本人が退場した後も、残された観客がまだ「Don’t look back in anger」を歌い続けていて、映画のエンドロールのような謎の感動と余韻に包まれていた。

「最後の最後にすごいものを観たな……」と出口に向かって歩いていると、打ち上げ花火が上がった。盛りだくさんの1日目が終了。なんだかんだ最初から最後までずっと会場にいた。街へ出る体力が残っていなかったので、シャトルバスの降り場のすぐ近くにあったお蕎麦屋さんへ行き、あたたかいかき揚げそばでお腹を満たしてからホテルに帰る。

ホテルのエレベーターで一緒になったお姉さんに、「りんご帰りですか?夜の部行きます?」と声を掛けられる。「そうです。明日もあるから今日は寝ようかな……」と答えたら、「えー! 明日も行くなら、むしろ中夜祭も行ってそのまま寝ずに行くしかないっしょ!」と言われた。フェスにかける気合いが違う! 夜の部も行かないと勿体無いかな、と思い直すも、やっぱり部屋に帰ってお風呂を溜める。熱いお湯に浸かってからベッドへ。私は私の楽しみ方で行こう。

DAY2

五感以上の何かが刺激される、りんご音楽祭の会場の空気

2日目。早起きして松本の喫茶店でモーニングをしようと思っていたけど、起きたら8時半を回っていたので慌てて身支度をする。駅の近くの宿を取っていてよかった。駅前のチェーン店で軽く朝食を済ませ、シャトルバスの列に並ぶ。待つこと10分足らずでバスに乗れた。

バスで通路を挟んで隣に座っていた女の人が、窓の外のりんご畑を見ながら「毎年りんごに来てこの景色を観るたびに、一度でいいから食べきれないくらいのりんごを買って気がすむまで食べたいって思うんだよね。普段はそんなこと考えたことないのに。りんごに来ると、五感以外のなにかしらの感覚が刺激される」と隣の人に語っていた。たしかに、五感を超えた何かが刺激される感覚はあるかも。今日はどんなシーンが見られるだろう。

朝一番はわさびステージから。昨年度の「RINGOOO A GO-GO」でグランプリを獲得したGENさんを観にいく。オーディションライブで演奏を観て以来、勝手に応援している。とにかく楽しそうに、歌って、ギターを弾いて、音を鳴らして、身体を揺らす姿を観てじーんとする。

「あら、今年も会えたね♡」会場でのうれしい再会

ついつい立ち寄ってしまうわさびステージのドリンカー。今年はリユースカップが使用されていたので、返しにいくつもりだったがまた飲んでしまう……。

次はどこに行こうかな、とわさびステージを出て坂道を登っていたら、悪魔のような衣装に身を包んだTastyちゃんを見かけて話しかけにいく。去年のりんご音楽祭で、お客さんだと思って話しかけて仲良くなったTastyちゃんは、松本のドラァグクイーンでありDJでもあり、りんご音楽祭では「floor bitch」として出演している。「あら、今年も会えたね♡」と抱きしめてくれた。

今日は暑くなりそうなので、移動する前にドリンクブースでお水を買う。ついでにピーチソーダも。昨日からわさびステージに何度も来ているので、ドリンカーの人たちが顔を覚えてくれた。じゅんさんに、「今日は夜までいるの?おれのバンドがわさびステージのトリだから観に来てね〜」と、タイムテーブルに花丸を書いてもらった。昨日からずっと持ち歩いているタイムテーブルはもうぐしゃぐしゃ。

そのままおやきステージでメコンスさんの演奏を聴く。異世界にいるみたいな音が流れるテントのすぐ横で、イヤマフをした小さい男の子が踊りながら芝生を駆け回っている。そこに、パンパンの登山リュックを背負い、右手に缶ビール、左手にキャンプ用の椅子を担いだおじいさんがやってくる。芝生で一休みするのかしらと思ったら、ビール以外の荷物を放り投げてステージの最前列へ駆けて行った。

りんごは、音楽を聴くのも楽しいけれど、こうやっていろんな人たちを眺めるのも楽しい。

ステージとの距離感を自分で選んで楽しむ

早めの昼ごはんを食べに、そばステージに移動していたら、知り合いの大学生の子たちに声をかけられた。一人は、先輩たちに連れられて初めてフェスに来たという。真っ白なTシャツを着た彼は、「フェスなんて自分には無縁だと思ってたから、高校生の頃の俺が今の俺を観たらびっくりしますよ。何見ても新鮮で楽しいです」と笑っていて眩しかった。みんなで何か食べな、とフードチケットを一枚あげる。

大根餅を買って、そばステージの端っこに座って食べながらshowmoreのライブを観る。途中で好きな曲の演奏が始まったので、急いで食べ終えて前の方へ移動する。自分の好きなタイミングで好きな場所、好きなステージとの距離感に移動できるのがいい。

台湾から出演しているバンドDSPSの演奏を聴きにりんごステージへ。ステージの後ろの方の木陰に座って聴く。言葉はわからないけれど、好きな感じの曲。たびたび日本語でMCをしてくれて、「次の曲は、『日常になる』という曲です」と歌っていた曲が好きだった。日常。こうして海外からアーティストが来て、フェスが当たり前に開催されるようになってよかったなぁとしみじみする。

りんごステージを出たら、レッドブルEVVOステージが異様な盛り上がりを見せていた。人だかりの中をのぞいてみると、珍盤亭娯楽師匠が北島三郎の曲をかけるのに合わせて、赤いふんどしを翻して踊っている人がいる。コラボかなぁと思いつつい輪に加わって踊っていたら、「あの、お兄さん、お名前は!?」と珍盤亭娯楽師匠がふんどしの人に問いかける。別のステージでダンサーとして出演していたふんどしダンサーの五十嵐ゆうやさんが飛び入りで踊っていたらしい。りんごならではのコラボ。

歌って、泣いて、休んで、踊って

広くて開放的なそばステージ。

そばステージでは、田我流の演奏が始まっていた。すでにステージはぎゅうぎゅうで、さらに人が集まってくる。熱気に圧倒されて、一旦後ろの方の芝生に寝転んで演奏を聴く。でも、アツい演奏とMCを聴いていたら座っていられなくなって、気づけばステージ前方に立って腕を振り上げていた。「オーガナイザー、ボランティア、そのテントを立てたやつ、全てに物語がある」という言葉のあとに歌われた「センチメンタル・ジャーニー」を聴いて、心が震えた気がしてちょっと泣いた。りんごの空気の中にいると、いつもより涙腺がゆるくなる。

泣いたらお腹が空いたので、池の周りエリアでチーズホットドックを買って無心で食べた。大きい岩にもたれてちょっと眠る。昨日同様、冷えてきて目が覚める。コーヒースタンドであたたかいチャイを買って、すすりながらりんごステージに移動する。「今年のりんごに行くなら絶対に観たほうがいい!」と友人に推された民謡クルセーダーズの演奏がもうすぐ始まる。

カリブ、ラテン、アフリカの音楽と、日本の民謡のミックス。心踊るリズムと、のびやかに歌われる民謡で、りんごステージが一気にお祭り会場になる。だんだん日が落ちてきて、ステージがライトアップされていく。会場にいる誰もが、一緒になって歌って踊っている。これがグルーヴってやつか……と体感。後ろにいた女の子二人が、「やば、ソウルビートエイジアって感じ」「なに言ってんの」「感じるじゃん、日本の、アジアのソウルとビート」と囁きながら炭坑節を踊っていて、そっか、フェスって祭りだもんねと勝手に納得してしまった。もちろん自分もノリノリで踊った。

祭が終わる余韻を噛み締めて、最後のステージへ

気づけばすっかり夜になっている。会場のアルプス公園は、昼と夜とで雰囲気が一気に変わるから面白い。昭和歌謡DJ、おかめちゃんを観にレッドブルEVVOステージに行くと、またTastyちゃんに会えた。「また会えたね〜。楽しんでる?」と声をかけてもらって、一緒に踊る。青や緑のレーザーの光で、公園の木々が浮かび上がって、昼までの青空とほのぼのした風景がうそみたいだ。

最後の方は観たいステージが被っていたので、ちょっとずつ観てはしごしてみることにした。まずわさびステージに行って、TANGINGUGUNの演奏を聴く。もっと浸りたいと思いつつ、りんごステージで七尾旅人さんの弾き語りを聴き、今度はきのこステージに。主催者でもあるdj sleeperさんのステージは、踊る人々、乾杯する人、肩車された子供で溢れていた。ミラーボールのきらきらとレーザーの光、音を全身で浴びながらゆらゆら揺れる。最後に駆け足でわさびステージに行ったら、時間が押していたのかちょうどトリの「padge」のライブが始まるところだった。

帰ろうとしていた人たちが、「ここまだライブやってる!聴いていこう!」と集まってくる。その横を、「ほんとに帰りたくない、帰るのやめようよ!」「電車に間に合わないから!明日仕事だろ!」と出口に走る人たちもいる。もうすぐ祭りが終わるさみしさと、楽しかった余韻に浸りながらライブを聴く。ちょうど演奏が終わった頃、打ち上げ花火が上がった。来た時と同じ、かけ橋を渡って会場を出る。

夜の松本の街へ繰り出して、パーティーは続く

シャトルバスで隣に座った人が、Tシャツ短パン姿にレッドブルを一本だけ握っていたので、りんご慣れした常連なのかなぁと思い「身軽ですね」と話しかけてみた。話を聞くと、四国からはじめて参加したらしい。好きなアーティストたちのライブ映像を見漁っていたらりんご音楽祭にたどり着き、コロナが落ち着いた今、ようやく長野まで来れたという。今日どうやって過ごしたかを聞きあったら、その人は1日中そばステージにいたらしく、お互い観ていたものが全然違って驚いた。

結局そのままバスを降りるまで話して、一緒に駅前の居酒屋で長野の名物を食べた。馬刺し、信州サーモン、野沢菜の天ぷら。「また来年会えたら会いましょうね〜」と22時すぎに解散し、夜の部に行くか、帰って寝るかどうしようかなとコンビニに立ち寄ったら、「りんご帰りですか?夜の部行きます?」と声をかけられる。学生っぽい二人組。そのままちょっと立ち話をする。大阪と福岡から来たらしい。「死ぬまでに一回はフェス行きたいよなって」「長野もりんごも初めて来ました。いいところですね。おじゃましてます!」と頭を下げられる。せっかくだし、今日は夜の部に行ってみようかな。松本の夜はまだまだ長い。

『りんご音楽祭2023』

日程:9月23日(土・祝)24日(日)※雨天決行・荒天中止
時間:開場9:00/開演10:00/閉演21:00/閉場22:00
会場:アルプス公園(〒390-0861 長野県松本市蟻ケ崎2455番地)

9/23土出演:
“りんごステージ”
Analogfish
鋭児
OGRE YOU ASSHOLE
SANABAGUN.
田島貴男(ORIGINAL LOVE)
HIMI TRIO
前野健太
MONO NO AWARE
浪漫革命
H3F(from タイ)
※GLIM SPANKYとENTHは出演キャンセルになりました
“りんごステージ・サブトークブース”
臥雲 義尚(松本市長)
Neibiss
リベラルa.k.a岩間俊樹(SANABAGUN. )
徳谷柿次郎
ロマン
“そばステージ”
AAAMYYY
OLIVE OIL × MILES WORD
GAGLE
Campanella
DJ KOCO aka SHIMOKITA
Jambo Lacquer
ZOMBIE-CHANG
どんぐりず
NABOWA
nobodyknows+
RITTO × 4号棟
呂布カルマ
“おやきステージ”
ASOBOiSM
Andre
ヴィーナス・カワムラユキ × 斎藤ネコ
宙J FDFANTA汁CHILLSTASKI(HIPHOP最PSY高CORE会議)
オジワル
ONI(あふりらんぽ)
クリトリック・リス
JEVA
SHINANO TRAP HOUSE

Dr.マキダシ
NIKE
9tree
NEI
Neibiss
valknee
MARZY
METEOR feat. 丸省, けんたっく, zoe
RHYDA&snuc
“わさびステージ”
Nobuki Akiyama(DYGL)
veno
umitachi
浦小雪
岡沢じゅん
岡林風穂withサポート
こっけ
jak
Doorplant(from タイ)
Tō Yō
the hatch
PHOEBE
幽体コミュニケーションズ
ゆうらん船
“きのこステージ”
CALPISS
句潤
食品まつり a.k.a. foodman
Seiho
tamanaramen
BAKU(KAIKOO)
Fechix2
HOME
MIYABI
MEME
MOKU
山仁
LIBRO
Rave Racers
LEF!!!CREW!!!
“レッドブルEVVOステージ”
掟ポルシェ
KIRAYAMA
7e
nu
NOBUTA MAGIC(むちむちムッチーズ)
DJ817
花形ハヤシ
maca
marin
雪下まゆ

9/24日出演:
“りんごステージ”
あっこゴリラ
Afro Begue
犬式
DSPS(from 台湾)
DYGL
TENDOUJI
七尾旅人
PK shampoo
民謡クルセイダーズ
yonige
“りんごステージ・サブトークブース”
韻シスト
おかめ
TOMMY(BOY)
徳谷柿次郎
ロマン
“そばステージ”
韻シスト
kZm
Kojoe
C.O.S.A.
JUMADIBA
showmore
Jinmenusagi
スチャダラパー
田我流[BAND SET]
蓮沼執太 & U-zhaan
FNCY[ZEN-LA-ROCK/G.RINA/鎮座DOPENESS]
Mony Horse
U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS
“おやきステージ”
危NICEボーイズ
川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)
Kick a Show
GEN
Sound’s Deli

せのしすたぁ
Taro Aiko × 百鬼夜行
NAGAN SERVER
バケツドラマーMASA
原島”ど真ん中”宙芳
hamma
FRANKIE PARIS
メコンス
よいまつり
RAMZA
Lil Soft Tennis
榕幫 Banyan Gang(from 台湾)
Y’s CAMP
“わさびステージ”
Year After Year
川辺素(ミツメ)
Qoodow
Seven Front Sessions
TANGINGUGUN
ちぷざ
東郷清丸彡
TORANOKO
padge
藤山拓
PROCYON
Paledusk
Monenai
Wang Dang Doodle
“きのこステージ”
ALTZ
Kotsu(CYK)
KEITA SANO
KENJI TAKIMI(Crue-L, Being Borings)
dj sleeper(りんご音楽祭/瓦RECORD)
SEI(bar bonobo)
soguragura(PP¥ RECORDS)
nutsman
MONKEY TIMERS
YAMARCHY
“レッドブルEVVOステージ”
おかめ
折橋栄一(Momentom)
XTAL(Traks Boys)
kento(Switch)
Cityboy from Seoul(from 韓国)
Spykee(from 台湾)
珍盤亭娯楽師匠(DJwaterdamage)
TOMMY(BOY)
NEWきんぎん
bmbr
DJ MAMEZUKA
モーリー・ロバートソン
四畳半

両日出演:
“そばステージ”
ina takayuki【Live Painting】
今 日【Live Painting】
VJ mitchel【VJ】
handmade candle lifart…【凸】
“おやきステージ”
396(JKCLUB)【Lighting】
“きのこステージ”
ALi(anttkc)【Lighting】
熱帯配線部隊 a.k.a DJ KIM【Lighting】
J(海リリリ/JKCLUB)【Live Painting】
“おやきステージ”
396(JKCLUB)【Lighting】
“森の入口休憩所ステージ”
Ochiro【Live Painting】
HOLHY PAINT WORKS/Hayato Hori【Live Painting】
本城 葵【Live Painting】
“FREE”
光線クラブ【Laser】
COCORO【Reggae Dancer】
Jasmine(Mnchr-m)【Dancer】
Tasty【Floor Bitch】
Yacheemi(餓鬼レンジャー)【DANCER】
riko(MARKING RECORDS)【転換BGM】
“休憩広場”
歌声酒場 春ちゃん【カラオケスナック】

夜の部出演:

9/22金『前夜祭』
“OZY pre. at MOLE HALL”
マッチョ
bmbr
折橋栄一(Momentom)
オジワル
丸省
METEOR
バイレファンキかけ子
valknee
TOSHI蝮
Campanella
DJ MITSU(nobodyknows+)
“WSZ80 a.k.a LEF!!!CREW!!! pre. MIYABI’s TRANSPARENT RELEASE PARTY in MATSUMOTO!!! at GNU”
Kohei Miyazato
Liminal Mafia
BAKU(KAIKOO)
Chomo(どんぐりず)
MIYABI
4号棟 with RITTO
LEF!!!CREW!!!
“dj sleeper pre. at GNU2nd”
ebatee&knak28
Mt.Blue[DON/AOSHO]
ΔexΔt>h/4Π[DJイェイイェイ!ウォウウォウ! × 雪下まゆ]
Seiho
MARMELO

9/23土『中夜祭』
“NIKE(SLIME) pre. at MOLE HALL”
TAMUKEN
Yvng Rocket
NIKE
C-force
18sano
Jaykeel
JUBEE(CreativeDrugStore/AFJB/Rave Racers)
UNTYABES
Ollie
SHINAO TRAP
Jinmenusagi
MARZY
K-TRACK
“RUBYROOM & TATSU pre. at GNU”
takumi’s after party
聖体泥棒
JEVA
JAYPAY
DJ KEN5
句潤
山仁
Acrocanthosaurus
CALPISS
“YAMARCHY(翠月 -MITSUKI-) pre. at GNU2nd”
Remmy
KEITA SANO
MONKEY TIMERS
KENJI TAKIMI(Crue-L, Being Borings)
YAMARCHY

9/24日『後夜祭』
“OZY pre. at MOLE HALL”
TOMAHAWK

$till.J.Cark
KITO a.k.a 樹
危NICEボーイズ
potato
ロボ宙
C.O.S.A.
DJ MKY a.k.a 三宅洋平(犬式)
GLORY-MOUNTAIN-SOUND
kento(Switch)
“marin pre. at GNU”
marin
NEI × Liesbet
ratiff × hyunis1000(Neibiss)
ghostwriter boyfrend
YorthQuake
“maca pre. at GNU2nd”
masato
maca
levolant
Kotsu(CYK)
XTAL(Traks Boys)
“dj sleeper pre. at Secret Party House”
SEI(bar bonobo)
ALTZ
Cityboy from Seoul(from 韓国)
DJ MAMEZUKA
dj sleeper(りんご音楽祭/瓦RECORD)

OTHER MAGAZINE

RECENT NEWS