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りんごMAGAZINE

【わたしたちのりんご音楽祭】「正直、バイトというか、一年に一度楽しみにしているお祭りって感じですね」

「正直、バイトというか、一年に一度楽しみにしているお祭りって感じですね」

子供の頃にお父さんのお手伝いでりんご音楽祭に参加

生まれは大阪で、小学校2年生の時に松本に引っ越してきました。父が、松本で「メーヤウ」というカレー屋をしていて、ずっとりんご音楽祭に出店しています。小学6年生の頃かな、私もお手伝いでりんごに参加しました。

お手伝いっていっても、まだ子供だったので、そのへんにいたおっちゃんに遊んでもらってましたね。撤収の時間までずっと会場にいたんですが、今は23時過ぎてもなんとも思わないけど、ちっちゃい頃って「うわー、もうこんな時間かぁ!」って感じじゃないですか。「みんなまだ働いてるなぁ、はやく帰りたいな」って思ってたのを覚えています。もちろん楽しかったけど、もう早く帰りたかった(笑)。最終的に、搬入に使っていた台車に乗せてもらって、引きずられながら帰りましたね。

子供の頃と違って、今は「もっと働きたい!」という気持ちの方が大きい

高校一年生から、メーヤウでバイトを始めました。りんごの出店でもバイトするようになったのは高校二年生からです。りんごに興味があって、メーヤウのことも知ってくれている友達がいたので、「一緒にバイトしようよ」って誘って毎年友達とバイトしています。

子供の頃と違って、自分もお父さんの影響で音楽を聴くことが増えたから、常にどこかから音楽が流れている状況で働けるのが楽しいですね。こんなこと言っていいかわからないけど、そんなに大変な仕事じゃないし、楽しみながらお金もらえてめっちゃいいなって思ってます。もう、子供の頃みたいに「早く帰りたいな」とは思わないです。もっと参加したいな〜!もっと働きたい!と思う気持ちの方がデカいですね。初めてバイトをした年はフルでお店に立っていましたが、最近はバイトも増えたから、シフトに入っている時間だけお店にいて、あとは会場を自由に回っています。会場にいる滞在時間は、ほぼフル参加です。

普段、お店でバイトするのとは全然客層が違いますね。りんごにくるお客さんはテンションが高くて面白いし、お父さんの知り合いも食べにきてくれる。いろんな人と話せます。アーティストも普通に買いにきてくれたりします。あの距離の近さ、りんごならではというか、りんごあるあるですよね。一緒にバイトしてる友達が、「あの人かっこいい!ちょっと話しかけてくる!」って話にいったらアーティストだったこともありました。

音楽が好きなら、一度参加すればハマるはず

りんごの会場のアルプス公園も好きです。都会のフェスは行ったことがないけど、落ち着けなさそうなイメージがあります。自然の中でフェスができるって、長野県だからこそだなぁって。みんなが野原にレジャーシートをしいて寝っ転がりながら音楽を聴くとか、知らない人同士がシャボン玉で遊んでたりとか。当たり前に自然を感じられるところがいいですね。

りんごに出ているアーティストはまだそこまでメジャーじゃないし、学生からしたらちょっと手を出しづらい価格だから、父が出店者じゃなかったら行ってなかったかもしれないです。でも、音楽が好きなら一回行けばたぶんハマると思います。面白いから。

父からも、「お前にはいてほしい」って言われているし、今年もバイトで参加します。基本、人と話すのも好きだし、メーヤウのカレーもおいしいし、バイトするメリットしか感じられないって感じ。毎年、「今年もりんごやるのー?」ってお父さんに聞いて、「やるよ」って言われたら「じゃあ私バイトするよ!」って熱量持って参加してます。正直、バイトというか一年に一回、楽しみにしているお祭りって感じですね。

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