【わたしたちのりんご音楽祭】「一日中わさびステージにいても満足出来る気がするなぁ」
#わたしたちのりんご音楽祭 では、参加者それぞれの視点から「りんご音楽祭」の思い出について語ってもらいます

友だちのバンドがりんごに出ることになって
今はもう音楽やってないけど、10代のころからバンドやってて。社会人になって一旦辞めたけど、20代半ばぐらいにまたバンドを再開して、そこから弾き語り、イベンターなんかもしてたよ。初めてりんごに行ったのは、その頃に知り合った友だちのバンドがりんごに出ることになったから。もう10年位前じゃないかなぁ。rentってバンドで、今はもう解散しちゃったけど、ほんとにいいバンドだったんだよ。
サービス業が長かったから、土日はだいたい仕事だしあんまりフェス自体縁がなくて、りんごが初めてのフェスだった。いくら地元の長野県開催とはいえ、10年前はまだ今ほど周りのみんなが行ってる感じのフェスじゃなくて。特に誘う人もいなかったし一人で行ったよ。それ以降も、むしろ誰かと行ったことの方が少ないかも。りんごはあれだけアーティストが出てるから、自分の好みに合ったアーティストを観るなら一人で周った方が気楽なんだよね。
自分はやっぱり一人で周るのが気楽
毎年車で行ってたんだけど、去年は車が故障しちゃってて。珍しく友人の車に乗り合わせてみんなで早朝から行く予定だったんだけど、大寝坊してさ。
「もう無理か」って心が折れかけたけど、松本まで行きさえすればなんとかなる!って家を出て、電車とシャトルバスで行ったよ。昼過ぎには会場に着けたし、お目当てだったMOROHAは見逃しちゃったけど、なんだかんだ10アーティスト以上観れたから大満足だったね。
いっぱい観たからそれぞれかいつまんでって感じだったけど、一番しっかり観たのはAge FactoryとMaya Ongaku。May ongakuは、りんごのちょっと前に友だちに教えてもらって「好きな感じだな~」と思ってたら出演が決まってうれしかったね。わさびステージだったんだけど、お客さんギチギチだったから後ろの喫煙スペースで煙草吸いながら観たよ。ある意味贅沢だよね。
もし一緒に行っていたとしても
なんだかんだ俺はわさびステージが一番好きだなぁ。一日中わさびステージにいても満足出来る気がする。王道じゃないバンドを発掘するのが好きだったりするし、わさびステージってオーディション発のデビューしたてのアーティストもたくさんいるから、「ここでしか聴けない」感がいいんだよね。去年は台湾のステージもあったし楽しかったな。
最後は一緒に行くはずだったみんなと合流して、帰りの車の中でそれぞれどうやって過ごしてたのかを聞きながら帰ったよ。もし一緒に行っていたとしても、結局俺は一人で同じ過ごし方をしてたと思う。「今どこ?」「わかんない」とか言い合ってさ。
最近自分もクラフトでフェス出店することが増えてきて、そろそろりんごにも応募してみようかなぁと思ってるんだよね。もし出られることになったら、俺みたいにソロ参戦の人向けのリストバンドでも作ろうかな。「Enjoy solo party!」ってね。