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りんごMAGAZINE

【わたしたちのりんご音楽祭】「いつもの自分と違う過ごし方、 私が選んだステージ」

#わたしたちのりんご音楽祭 では、参加者それぞれの視点から「りんご音楽祭」の思い出について語ってもらいます

「公園でお昼寝出来るフェス」と聞いて

りんご音楽祭に興味を持ったきっかけは、「公園でお昼寝が出来るフェス」という言葉でした。長野の友人がそうやってSNSにりんご音楽祭のことを投稿をしていて。フェスには行ったことがなかったけれど、そんなフェスなら私も行けそう、行ってみたいと思って。

初めてのフェスだったので、もともと友人と行く予定だったんです。のんびり過ごせそうな友人を誘って、二人で松本へ行く計画を立てていました。でも、直前になってその友達と世紀末みたいな大ゲンカをして、「やっぱり行かない」と言われてしまって。

そのまま、「私も行かない」って選択も出来たけど、ずっと行ってみたいと思っていたフェスだったから、恋人を誘って行くことにしたんです。私は「フェスでお昼寝をしてみたい」というのが目的だったけれど、恋人は音楽が好きな人で、知っているアーティストが結構出ていたみたいで直前だったけれど一緒に行ってくれることになりました。

自分で選んだステージ、新しい出会い

当初の目的とは変わってライブを観るのがメインの回り方になりました。恋人は、「この人も観たい、この人も観たい」っていう希望がしっかりあって。せっかくたから、私も「じゃあ一緒に行こう」と全部ついていくことにしたんです。

その中で、私が唯一自分から「観たい」と言ったのがよいまつりさんでした。毎年りんごに行っている方がおすすめしてくれたアーティストの方で、なんとなく気になって。

初めて見たよいまつりさんはすごくかわいくて。よいまつりさんが出ていたおやきステージは、ステージと客席の境目がほとんどありませんでした。周りのお客さんたちの空気もすごくあったかかったです。私がこれまで観てきたライブや音楽とは全然違って、演奏が始まってからも、しばらくは一体何が起きているのかわかりませんでした。でも、とにかくすごく楽しかったです。

松本が「また行きたい場所」になった

ライブの途中で、よいまつりさんが客席に下りてきてみんなをハグして回ったときがあったんです。私は「そんなことあるんだ!」とびっくりしてしまって、ハグしてもらい損ねたんですが、今思えばしてもらえばよかったなぁ……。

結局、お昼寝をする間もないまま一日中たくさん歩き回って、いろんなステージを観ましたが、なぜか今でもよいまつりさんがみんなにハグしていた瞬間が一番印象に残っているんです。

恋人はその日のうちに帰って、私はもう一泊して一人で松本の街を歩きました。もし最初に誘っていた友人と来ていたら、きっと全然違うりんご音楽祭の過ごし方をしたんだと思います。初めてのりんご音楽祭は、普段の自分だったらきっとしない過ごし方だったけど、それはそれですごく楽しかった。あのとき「私も行かない」としなかったおかげで、りんご音楽祭も松本も私の中で「また行きたい場所」の一つになりました。

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