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2018.09.13

東日本大震災・熊本地震・平成30年7月豪雨の一部被災地在住の方を100名様無料招待。

りんご音楽祭では2011年より毎年、東日本大震災・熊本地震の一部被災地在住の方を無料でご招待させていただいております。
加えて、西日本における「平成30年7月豪雨」の被災地在住の方も無料でご招待させていただくことになりました。
地域の選定にかなり苦難したのですが、厚労省が発表している災害ボランティア関連情報で現在も「多くのボランティアを求めている」となっている以下の地域に限定しようと思っています。
http://www.bousai.go.jp/updates/h30typhoon7/pdf/300905_1700_h30typhoon7.pdf

2日間通し券の入場料のみの提供となりますが、ぜひご来場いただけたら幸いです。
なお、「平成30年9月の関西の台風被害」と、「平成30年北海道胆振東部地震」に関しては、未だ収束していないことを鑑みて、本年の招待の対象には含めないこととしました。
この招待の企画は「先の見えない復興活動で心身ともに疲弊した人」へ向けた、たまの息抜きの娯楽としての招待なので、まさに被災渦中の災害は対象としないこととさせていただき、来年の本企画を企画する際、改めて検討させていただきます。

詳しくは以下をご覧下さい。

<災害により被害を受けられた皆様へ>

2011年東日本大震災、2016年熊本地震、および、本年平成30年の7月豪雨、9月の関西の台風被害、北海道胆振東部地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致しますと共に、被災されました方々に心よりのお見舞いと、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

先日、短い時間ではありますが、福島県浜通り地域に伺う機会がございました。
仙台より車で常磐自動車道を下り、相馬市、南相馬市を通り、浪江町、双葉町、そして、東京電力・福島第一原子力発電所が肉眼で見える地域まで、初めて行ってきました。
7年という年月が経っていながらも、未だ、街の復旧の目処も立たない状況に、改めて、2011年の東日本大震災、及び、原発事故の想像を絶する被害に言葉を失いました。
また、この場所が東京より250km程度しか離れていない場所であるという事実に、改めて衝撃を受けました。

2011年東日本大震災、2016年熊本地震だけでなく、本年平成30年の7月豪雨、9月の関西の台風被害、北海道胆振東部地震での甚大な被害もあり、災害の多い、この日本という国が、災害とどう対峙して行くべきなのかを考えざるを得ない状況です。
災害への対応だけでなく、オリンピックへ向けた設営作業や少子高齢化という状況も抱える現代の日本では、被災地において尚一層の人材不足に苛まれてるかと思うと、想像を絶するご苦労があるかと思います。

そんな状況の中、交通費と時間をかけて長野県松本市まで遊びに行くというのは、なかなか考えづらい事かと思いますが、生活していく上で、心も身体も健康でいるためには、休息や遊びが重要だと私は考えております。
現在も復興作業に尽力されている方などに、音楽を通して楽しんでいただくことで、心の安らぎや、生活、現在の活動へのバイタリティーに繋げていただけたらと思います。

たまのご馳走を食べに行くような気分で、遊ぶべくして、楽しんでいただけたら幸いです。

この企画は、既にりんご音楽祭へご来場予定の方が「たまには一緒に遊びに行かない?休んだり遊んだりするのも気分転換になって元気がでると思うよ。」と、被災地に住んでいる友人等を誘っていただくきっかけになったらいいなと思っています。
娯楽を生業としている者として、精一杯考え、企画させていただいています。
ぜひご参加くださいますよう、ご一考いただけたら幸いです。

【2011年に企画を立ち上げるまでの経緯】

私が運営する松本市「瓦RECORD」にて募金を集めておりましたが、その使い道をどうするか非常に迷っていました。
大きな組織に募金することも考えましたが、募金をしてくださった方が、具体的に何に使われているのかを体感しにくく、募金をしたことの達成感を感じにくいと思いました。
達成感を得るために募金をしたわけではないとは思いますが、募金などの支援活動を継続することへの気持ちを後押しするのではないかと思っております。
募金した人が、直接被災者の方々から「ありがとう」と言われるような使い方、これが募金などの支援活動の継続に重要だと感じました。
今回の復興には長い年月とお金が必要となります。一番重要なことは、支援活動を継続することと思いますので、そのためには、集まった募金を極力、目に見える形で使わせていただきたいと思いました。

ある時、被災地での民間ボランティア団体の運営組織表を見たときに、必要な項目一覧の中で、「衛生」や「メンタルケア」などと一緒に「娯楽」も重要なものとして位置づけられていたのを見ました。
娯楽業を生業としてる者として、被災者の方々に少しでも「娯楽」を提供出来たらと思いました。
さらに民間のボランティア団体は「娯楽」を重要視しているのに対し、行政はあまり重要視していない現状も感じておりますので、より一層に「娯楽」を提供する意義を感じました。

気分転換が、とても精神衛生上で重要だということを、最近身をもって感じております。
僅かな時間ですが、被災者の方が被災地を離れ、松本で遊んで気分転換をしていただけたらと思っております。

※2011年は集まった募金を、全て被災者の方の交通費として利用させていただきました。

りんご音楽祭主催・古川陽介

【募集要項】

以下の地域に現住所がある方を100名様無料でご招待いたします。
(リストバンド交換所にて受付必要、要・身分証明書、要・事前予約)

・福島県(全域)
・宮城県(気仙沼市、本吉郡、牡鹿郡、石巻市、東松島市、宮城郡、塩釜市、多賀城市、仙台市宮城野区、仙台市若林区、名取市、岩沼市、亘理郡、伊具郡丸森町)
・岩手県(大船渡市、陸前高田市、釜石市、宮古市、上閉伊郡、下閉伊郡)
・熊本県(熊本市東区、熊本市南区、上益城郡、阿蘇郡、菊池郡)
・岡山県(岡山市、倉敷市)
・広島県(呉市、三原市、坂町)
※先日発生した西日本豪雨については、未だ収束していないことを鑑みて、改めて後日検討させて頂きたいと思います。

ご希望の方は、事前にメール info@ringofes.info にてご予約ください。

当日に関係者受付にて身分証明書(運転免許証、健康保険証、住民票など)を提示していただき、照会いたします。

メールでは「名前」「性別」「年齢」「住所」「携帯電話番号」「メールアドレス」「りんご音楽祭を知ったきっかけ」「保護者の同意署名(参加者が18歳未満の場合)」をご記載ください。

※あくまで、今現在の住所が招待該当地域であることが条件ですので、ご了承ください。
※交通費や宿泊費、飲食費などの諸経費は本人負担となります。
※アルプス公園内には、入浴設備はございません。車で10分ほどのところに、日帰り温泉・浅間温泉の「湯々庵 枇杷の湯」が、朝9時から21時まで(9/22土は22時まで)営業しております。ご活用下さい。
※定員に達し次第締め切ります。
※応募定員を超えた応募があり、招待ができない場合はご連絡いたします。連絡がない場合はご入場可能となります。招待ができない場合以外は連絡いたしませんのでご了承下さい。

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