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2023.04.06NEWSTALK

【ライブレポート】コロナ禍を経た3年間の集大成!「ゴーゴーアワード-あなたが投票!グランプリは誰の手に?-」

(撮影:折井康弘)

 

「りんご音楽祭」では、全国各地のフレッシュな才能にスポットライトを当てるため、全国各地のライブハウスで「RINGOOO A GO-GO」というライブオーディションを開催しています。

 

2022年度と2020年度のライブオーディション「RINGOOO A GO-GO」のグランプリを決定するライブショーケース「ゴーゴーアワード」が、2023年3月10日(金)に下北沢のライブハウス、「BASEMENTBAR」、「shimokitazawa THREE」の二会場にて開催されました。

 

数多くの音楽関係者や来場者が見守る中で、見事グランプリに輝いたのは東京を拠点に活動する「GEN」。加えて、多種多様な音楽祭関係者より、20種類以上の特別賞が贈呈されました。

 

りんご音楽祭主催・古川陽介(左)とGEN(右)(撮影:折井康弘)

 

オーディション関係のライブイベントでありながらも、それぞれの想いが詰まったあたたかく穏やかな空気に溢れた当日の様子をお届けします。

【コロナ禍からの集大成。3年越しの出演となったアーティストも】

 

2020年選出アーティストの「ペペッターズ」(撮影:katsunori abe)

 

RINGOOO A GO-GO 2022&2020より、「りんご音楽祭2022」に出演を果たしたのは29組。ゴーゴーアワード当日は、りんご音楽祭2022出演時のライブ映像をもとに行われた事前審査により選出された10組のアーティストがステージに立ちました。

 

▽出演アーティスト(出演順)

底なしのバケツのようにざらざら(東京)

ペペッターズ(大阪)

aruga(東京)

真舟とわ(兵庫)

幽体コミュニケーションズ(京都)

Tina Moon(東京)

GEN(埼玉)

Tō Yō(東京)

hamma(東京) 

life crown(東京)

 

2022年選出アーティストの「Tina Moon」(撮影:katsunori abe)

 

出演者の中には、2020年度の「RINGOOO A GO-GO」で選出されたアーティストもいます。コロナ禍の影響により、規模を縮小しての開催となった2020年、2021年度のりんご音楽祭。より多方面から注目される状況でステージに立って欲しいというりんご音楽祭主催・古川の想いから、2022年度まで出演が延期になっており、3年越しの念願のステージとなりました。

 

【それぞれの表現で魅せるステージの連続】

 

トップバッターとなった「底なしのバケツのようにざらざら」(撮影:katsunori abe)

 

ライブ当日は、くじ引きにより出演順が決定。「BASEMENTBAR」、「shimokitazawa THREE」の2フロアで、各アーティストが交互に演奏を行います。

 

演奏時間15分の1曲を披露した「幽体コミュニケーションズ」(撮影:katsunori abe)

 

アーティストに与えられた時間は15分間。活動拠点、音楽ジャンル、演奏スタイルも様々な10組が、それぞれのステージで観客を魅了しました。

 

オーディションライブのトリを務めた「life crown」(撮影:katsunori abe)

 

事前審査は音楽関係者によって行われますが、ゴーゴーアワード当日は審査員・来場者全員の投票によってグランプリが決定します。一人あたり2組のアーティストに投票できる仕組みのため、例年一票の差が順位を左右する大接戦となります。

 

【ラジオ出演権、イベント出演権、24時間飲み放題権まで。30種以上の審査員特別賞の授与】

 

主催の古川陽介からの挨拶。(撮影:折井康弘)

 

10組の演奏が終わり、会場のあちこちから、「どうしよう、みんな良くて決められない」、「今回、ほんとに難しい」と声が漏れる中、22時で投票タイムは終了に。全出演者が「BASEMENTBAR」に集まり、表彰式が始まります。

 

授賞式冒頭に挨拶を行なったりんご音楽祭主催の古川は、「音楽に対して順位をつける・評価することはナンセンス、とよく言われますが、どのライブに行くか、どのCDを買うか、誰もが普段から無意識のうちに「判断」をしているわけで。オーディションは「選ばれる」ことばかりにフォーカスされがちですが、みんな『何かが足りない』と感じているからこそ、このオーディションに参加してくれていると思うので、『選ばれない』ことからも、次のステップに進むきっかけになればいいなと思っています」と語りました。

 

グランプリ発表の前に、審査員特別賞の発表が始まります。当日は、音楽関係者、りんご音楽祭運営チームなど、多種多様な審査員が約30名参加しました。

 

(撮影:折井康弘)

 

月刊誌のインタビュー枠、ラジオの出演権、楽曲のオンエア権、イベントの出演権、ライブ会場使用権、グッズの作成権、はたまた24時間飲み放題権まで、30種類以上の特別賞が贈呈されます。

 

(撮影:折井康弘)

 

賞の説明、アーティストへのコメントが審査員から発表されます。ステージ上で、ライブ時とは違った表情を見せるアーティストたち。参加アーティスト、審査員だけでなく、ライブに参加した観客の多くがフロアに残り、各アーティストの表彰を見守りました。和気あいあいとした空気で、1時間近くに渡り審査員特別賞の授与が続きます。会場は、拍手と歓声、時に笑い声に溢れました。

 

【オーディションが初ライブ、「GEN」がグランプリを獲得】

 

(撮影:折井康弘)

 

審査員特別賞の授与のあとは、いよいよグランプリの発表です。最多得票を集めたグランプリには、下記の特典が贈られます。

 

【グランプリ特典】

当日のギャランティー総取り!

りんご音楽祭2023第一弾ブッキングオファー!

FM長野出演権獲得!

松本メーヤウ食事券贈呈!

その他、長野県にちなんだ副賞プレゼント!

オタイレコードより機材の提供!

 

(撮影:katsunori abe)

 

見事グランプリに輝いたのは、関東を拠点に活動する「GEN」。27票を獲得しました。弱冠22歳、昨年の「RINGOOOO A GO-GO 2022」のオーディションが初ライブでした。

 

(撮影:katsunori abe)

 

また、第二位には25票を獲得した「Tō Yō」、

 

(撮影:katsunori abe)

 

第三位には22票を獲得した「hamma」が選ばれました。

 

(撮影:折井康弘)

 

活動拠点、音楽ジャンルなど、それぞれ全く異なる10組が、音楽を通じて集い、思い思いのステージを披露したゴーゴーアワード。ライブ等、様々な音楽イベントの中止・延期が相次いだ過去数年間を吹き飛ばすような勢いを感じさせるような一夜となりました。このステージをきっかけに、出演アーティストの鳴らす音がさらに広がっていくことを願っています。

 

▽出演アーティストからのコメント(出演順)

 

<底なしバケツのようにざらざら>

【TuneCore Japan賞 / VEJ賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

めっちゃ楽しかったです!りんご音楽祭自体とても大好きなフェスで、メンバーもほぼ毎年のようにかよっていました。そこに出演者として参加でき、大変光栄です。

 

・GO GO AWARDを終えての感想

様々なジャンル、方向性の出演者がいて、しかもみなさんレベルが高いという最高の環境でやらせていただきありがとうございました。お客さんもたくさん入っていて、ライブ楽しいなぁと改めて感じました。

 

・これからの音楽活動への意気込み

曲を作り、良いライブをし、音源なども作っていきます。またりんご音楽祭に出演できるよう、今後も精進します。これからもよろしくお願いします。

 

 

<ペペッターズ>

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

素晴らしいアーティスト、ミュージシャンのみなさまと同じりんごステージに立たせていただけると知った時、メンバー一同味わったことのない緊張と喜びを覚えました。

送迎車での会場までのアテンド、何もしなくても流れ込んでくるたくさんの音楽、自分たちの出す音が自然の中に溶け込んでいく感覚、どれも代え難い記憶となりました。

貴重な緊張、素敵な時間をありがとうございました!

 

・GO GO AWARDを終えての感想

りんご音楽祭のみならず、GO GO AWARDにも出演させていただき、大変光栄でした。

残念ながら受賞はならずでしたが、いい夜だったなと本当に思えるライブをたくさん浴びたあとの多幸感が、悔しさと混ざり、とても清々しい気持ちにさせてくれました。

授賞式中、古川さんの「なかなかいいもんでしょ?人が褒められてるところ見るのって」という言葉がとても印象に残っています。

もしもまたの機会があり得るならば、次こそは!

 

・これからの音楽活動への意気込み

引き続き、全てを追求し、発信していきます。

精進いたします!

 

 

<aruga>

【BRICK HOUSE DESIGN STUDIO賞 / ライブ映像制作チーム賞 / 長野JUNK BOX賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

憧れのりんご音楽祭に出ることができて、最高に楽しかったです。前日の大雨とは違い天候にも恵まれたので、とても気持ちよく過ごせました。

次は違うステージでまた出演できるよう精進します。

 

・GO GO AWARDを終えての感想

素敵な賞を3つもいただき、嬉しい限りです。

グランプリとはなりませんでしたが、arugaへ投票くださいました皆さんには今後の活動でお返ししたい思っています。

 

・これからの音楽活動への意気込み

制作にもこれから力を入れて、引き続きライブでの音や空間を追求しながらより良い形にできるよう動いて行きたいと思います。

どんどん大きくしていきますので、皆さん今後のarugaをよろしくお願いします。

 

 

<真舟とわ>
【ベースメントバー賞 / CAMPFIRE賞 / 風音賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

大きな空。眩しい太陽。風で揺れる木。ステージから見えるすべてのものがお祝いしてくれているようなそんな日でした。わたしたちが奏でる音楽の空間に、みんな(子どもも大人もりんごも花もぜ~んぶ)と一緒にいることがとても心地よくてずっとふわふわしていた気がします。わたしにとってお守りのような日になりました。またこんな日があるといいな。

ありがとう。

 

・GO GO AWARDを終えての感想

やはりオーディションというだけで少し背筋が伸びて緊張してしまいます。

みんな音楽への愛が深くとてもワクワクするライブばかりで。その中で一緒に演奏できたことが幸せでした。ここに立つまでにRINGOOO A GO GO、りんご音楽祭、映像審査があったけど、周りの人たちの声やパワーにたくさん助けられているな~と何度もあたたかい気持ちになりました。幸せです。

何より賞をいただけたことがとっても嬉しかった!

 

・これからの音楽活動への意気込み

とにかくもっと音と仲良くやっていきたいなと思っています。音の世界で自由に揺れたり踊ったり跳ねたりもっと音の中で生きていたい。りんご音楽祭のような自然の中で歌うこともたくさんしていきたいです。真舟とわの音楽がまだまだ広がっていきますように。

 

 

<幽体コミュニケーションズ>
【渋谷La.mama賞 / 青山月見ル君想フ賞 / 楽天チケット賞 / Peatix賞 / りんごフォトグラファーズ賞 / BIG UP!賞 / 瓦RECORD賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022の感想

泥と雨と山靄。幻のような時間の中を裸足で踊りながら過ごしました。心象に新しい風景が立ち現れるのを感じました。

 

・GO GO AWARDを終えての感想

与えられた15分の中で、一筆書きのように一つの曲をじっくりと演奏しました。大きな川の流れに身を委ねるような豊かな時間だったと思います。

 

・これからの音楽活動への意気込み

今僕たちはたくさんの嬉しい予感を抱えています。これからはそれをひとつひとつ結んでいきたいと思っています。

 

 

<Tina Moon>
【Spincoaster賞 / e+賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

Tina Moon初の野外ライブ、ステージも広くて開放的でお客さんもすごく楽しそうにしてくれて気持ちが良かった。子供のファンもついて嬉しかった。

 

・GO GO AWARDを終えての感想

色々なバンドを見れて勉強になったし、みんなかっこよかった。

 

・これからの音楽活動への意気込み

ワンマンライブやアルバム発売、動画配信など今年は気合が入ってます。よろしくお願いします。

 

 

<GEN>
【GO GO AWARD グランプリ / ローソンエンタテインメント賞 / TBSラジオ賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

なにもかもキラキラしていて、自分が演者であることを忘れてしまうくらいその世界に引き込まれました。「また来年もここで」って誰もが思うような、そんな場所です。ライブハウスとは明らかに違うエネルギーを感じて演奏することができました。

 

・GO GO AWARDを終えての感想

RINGOOO A GO-GOが自身初めてのライブだったため、まさかグランプリをいただけるなんて思ってもいませんでした。古川さんをはじめとするりんご音楽祭関係者の皆様、審査員の皆様、そして投票してくださった皆様、本当にありがとうございました!!

 

・これからの音楽活動への意気込み

GENも出るじゃん!これはりんご音楽祭いくしかないよね!なんて言ってもらえるようなアーティストになれるよう頑張っていきます。いつかりんごステージで!

 

 

<Tō Yō>
【GO GO AWARD 第2位 / Focusrite賞 / 居酒屋はまこ賞 / ユニヴァイブ賞 / 瓦RECORD賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

初めての野外フェスだったのですが、ご飯が美味しくて景色がいいところでライブをするのは気持ちがいいですね。またやりたいです。

 

・GO GO AWARDを終えての感想

りんご音楽祭そのものも勿論そうですが、企画をしてくださっている運営の方々、私たちの曲を面白いと思って選んでくださった関係者の方々、ライブをする環境を整えてくださるスタッフの方々、演奏を楽しんでくださった観客の方々、いろんな人が関わりあってああいう場が作られていくのは、本当にありがたいことだなと、改めて思いました。これからもよろしくお願いします。

 

・これからの音楽活動への意気込み

仲夏の頃には1stアルバムもリリースされますし、今年は今までよりももっといろんなところで、たくさんライブができれば楽しいだろうなと思っています。

これからもシンプルに、私たちが素敵だと感じるものを作って、それをさらに多くの人たちと共有していければ、きっとなお素敵ですね。

 

 

<hamma>
【GO GO AWARD 第3位 / 雑誌「Fine」賞 / ヴィーナス・カワムラユキ賞】

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

2020年のオーディションでは結果が振るわず、2年越しのリベンジを果たしました。本番はとにかく楽しく、清々しい気分でライブが出来ました。全国からお客さんが来てるので、自分のことを知らないお客さんもたくさんノってくれて、フロアが爆発してました。(YouTubeのライブ映像を見てくれ!)

出ようか迷うなら絶対に出た方がいいです。そこからファン、仲間、ライバルが増えます。りんご音楽祭ありがとう!

 

・GO GO AWARDを終えての感想

独学で始めた突然変異種の俺の音楽が、しっかり他人にも刺さるんだなと実感しました。本番は自分以外9組すべてバンドだったので、鬼のアウェーでしたが、むしろそれが良かったのかなと思ってます。普段活動していたら会えない東京以外の出演者の友達も増えたので、お互いが遠征した時にまた再会できたらいいなと思います。あと声かけて頂いた関係者の皆さんにも感謝です、今後の結果でお返しします!

 

・これからの音楽活動への意気込み

りんご音楽祭出演でついた勢いをさらに加速させて、自分の曲・存在をもっと世界に知らしめます。ぶっちゃけ他のフェスもイベントも出たいですし、コラボしたいアーティストも沢山いますし。そんでもって、「りんご音楽祭、あの時のhamma出してたの見る目あるな!」ってなるはずなので、次はオファーで呼んでください!

 

 

<life crown>

 

(撮影:katsunori abe)

 

・りんご音楽祭2022出演時の感想

初めての野外、雨の中の演奏でしたが気持ちいい音を鳴らせました!

お客さんも乗ってくれて嬉しかったです。(Ba.綿貫)

 

お客さんが最前列でダンスしてて楽しかった。

雨は大変だったが、映像で見たら絵になっててかっこよくて良かった!(Dr.中田)

 

雨の中でギターを弾いて音を鳴らす楽しさは代替不可!教えてくれてありがとうございます。(Vo.下田)

 

・GO GO AWARDを終えての感想

普段のライブとは違った、グランプリ形式ならではの緊張感がありました。

ロックバンドとしてのアイデンティティを持ちながら演奏しました。(Ba.綿貫)

 

オーディション形式で出た初めてのライブだった。

いい緊張感を持って臨めて、新鮮だった。(Dr.中田)

 

投票で評価されて現実を突きつけられる経験はとても貴重!活動の指針にします。(Vo.下田)

 

・これからの音楽活動への意気込み

今にとらわれず、年ごとに新しい音楽をやっていきたい。

りんご音楽祭にもまた出演したいです!(Ba.綿貫)

 

これからは仕事と両立しながらの活動となるが、新しいことをしていきつつ、引き続き楽しんで行きたい。(Dr.中田)

 

Loud is good.(Vo.下田)

 

【イベント概要】

『ゴーゴーアワード』 -あなたが投票!グランプリは誰の手に?-

 

【日時】2023年3月10日(金) OPEN18:00 / START18:30

【場所】下北沢 BASEMENT BAR & THREE

【参加費】2400円(当日券のみ・ドリンク別) 

 

【出演】

幽体コミュニケーションズ (京都)

life crown (東京)

真舟とわ (兵庫)

GEN (埼玉)

Tō Yō (東京)

aruga (東京)

Tina Moon (東京)

底なしのバケツのようにざらざら (東京)

ペペッターズ (大阪)

hamma (東京)

 

楽屋ドリンク提供:レッドブルジャパン

撮影:katsunori abe / 折井 康弘

 

【関連リンク】

▽「りんご音楽祭2022」出演時のライブ映像

https://www.youtube.com/watch?v=XERTtNq6XLg&list=PLu8T_aDQP9PwhzCiIQYSKF8YuCjiJzD7v

 

▽ライブオーディション「RINGOOO A GO-GO 2023」開催概要

https://ringofes.info/ringo-a-go-go/

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