NEWS

2015.07.10TALK

オーディション・グランプリアーティストへのインタビュー公開!2014・夕暮れの動物園、2013・ノンブラリ!

2014年グランプリ「夕暮れの動物園」スペシャルインタビュー

IMG_3020

写真左より、りんご音楽祭主催・古川陽介、ベース・岡田、ギターボーカル・ジョージ

りんご音楽祭主催・古川(以下、古):RINGOOO A GO-GOをどこで知ったんですか?

夕暮れの動物園ベース・岡田(以下、岡):僕がライブイベントを探したりしてるんですけど、常日頃オーディション系のイベントを探してて、そこで見たのがりんご音楽祭のオーディション「RINGOOO A GO-GO」で。

古:どこで見たの?WEB?

岡:MUSIC MAN NETですね。

古:へー、それを見るまでは、りんご音楽祭って知ってたの?

夕暮れの動物園ボーカル・ジョージ(以下、ジ):YOU TUBEでりんご音楽祭の鎮座ドープネスを見てたから知ってました。

古:じゃあ、りんご音楽祭は先に知っててくれてオーディション応募してくれたんだ。

ジ:そうですね。

古:RINGOOO A GO-GO出た時に大手のオーディションとの違いはあった?まぁちょっと簡素だったりとか、ホームページとかさ。

岡:いや、僕はそれでりんご音楽祭すごい調べて、出てるアーティストが魅力的で、そのオーディションの形式がライブ審査で、僕ら登録制のオーディションは苦手だなと思ってたんで、ライブ審査だったらって事で出ましたね。

古:音源審査じゃなくライブ審査だったところが魅力的だったんだ。当日ライブしてみてどうでした?

ジ:誰がどっから見てるんだろう?主催者の存在を当日は知らなかったから、そういう緊張感はあったかな。

古:それってどう?実はわざとやってるんだけど。イベントが終わる前に帰っちゃう人とかは、誰が主催者かわかんなかったって言ってたりするんだけど、帰る前に会場の人に聞けば教えてくれるからわかると思うんだけど、要は、出演者側から一歩動かないと主催者にたどり着かないって状況にできたらしたいと思ってて、そうしてるんだけど。オーディションだとしても、同じイベントをやってる人だから、その一歩が俺は欲しいなぁって思ったんだけど、どう?やりずらい?

岡:んー、やりずらさはわからないけど、探る部分はもちろんありますよ。でも、ライブ自体のやりやすい、やりずらいとかは関係なかったですね。いつも通りライブやる事が大切だし。

古:俺、夕暮れの動物園のライブの時、最前列にいたけど主催者だってわかった?

岡:いやー めっちゃ反応いい人いるな〜と思ったら後から主催者ってわかった感じですね (笑)

古:お客さんとして楽しめるバンドに、りんご音楽祭に出て欲しいから、主催者ですって構えるより、当日もお客さんと同じ感じでいたいんだよね。

岡:それ、いいと思います。

古:それで、実際オーディション通過して、りんご音楽祭の一番大きいステージに出てもらったわけじゃん?ライブしてみてどうだった?

岡:ああいう大舞台でやらせてもらうのが初めてだったので、もちろん嬉しさと経験値としてバンドのモチベーションに繋がりましたね。それとアナログフィッシュをサウンドクルージングで見て、かっけ〜ってなって、りんごで僕らの次がアナログフィッシュで、転換も含めて、音楽のフェスっていうのを体感できたかなっと思いました。

古:そっか!りんご音楽祭出てもらう前にサウンドクルージングに出てもらったんだもんね。(古川は2014年の下北沢サウンドクルージングのブッキングを担当してて、RINGOOO A GO-GO終了後、その場で夕暮れの動物園をオファー)

岡:僕ら5人とかの前でいつもやってて、あんな1000人単位の所でできるのはすごいチャンスだし、終わった後、もっとできたな〜とか一ヶ月くらい引きずってて。

古:でもさ、毎回その感じでやりたいよね、なんていうかモチベーション的にさ。5人の前だからとか1万人の前だからとかって言ってもいつも同じ事を思えないライブはあんまりやるべきじゃないっていうか、モチベーションが保てるなら関係ないと思うんだよね。5人に対してももっとこうすればよかったって思う事あるよ、お客さんが1人でもいれば俺ずっとDJしてるからね。1人を大切にできない人は1万人も無理だと思うし。だから、りんご音楽祭で思った気持ちは大事だから普段も生かせればいいよね。

岡:そうですね!

古:りんご音楽祭当日はおもしろかった?

ジ:おもしろかったですね〜!俺たちのライブ見てくれた人に声かけられたりして、CD買ってくれたりとか、ユザーンがその辺にいるとか 笑

岡:俺たちRINGOOO A GO-GOからりんごステージに出たから、RINGOOO A GO-GOに出てた人がけっこう見に来てくれて、プリマドンナとかと繋がったり、たまたまりんご音楽祭で知り合った人が名古屋でライブやった時に4人も連れて来てくれて、俺たち名古屋で一回もやった事なかったのに、りんご音楽祭にでれたおかげで、いいアプローチができたかなっと思ってます。

古:スペースシャワーで放送された時どうだった?

岡:あれは、よかつたっすね〜!高校の友達とかから連絡きたり、職場とかでも話題になってたりしてました。

古:いいね〜!なんかリアルだよね。俺も放送してもらうアーティスト選んでいる時にRINGOOO A GO-GOから選出されたアーティストを1組くらいピックアップ出来たらなぁ〜っと思ってたから。でもあれはスペースシャワーの人がかなり理解の深い人だったから実現できたね。

岡:愛のある映像ありがとうございました!かっこよく撮ってもらって。

古:ゴーゴーアワードとかどうだった?(その年のRINGOOO A GO-GOから6〜7組を選抜して、年末に行うライブイベント。お客さんの投票で決まるグランプリは次の年に第1弾で通常ブッキングされたり、その日のギャラを総取りだったり、信州ならではのお土産が貰えたり、年明けにりんご音楽祭企画の全国ツアーをしたりする。)

岡:飲み放題でみんないい感じになってて、すごい楽しかったですね〜、プププランドとも繋がれて、ああいうアフター的なものいいですよね。

古:ジョージのお母さんとかも来てたよね?ファンの子が泣いてるのとか見たらなんかすごいグッときちゃったよ、グランプリ取れたバンドもそうじゃないバンドもみんな最高とか言ってて、いい夜だったね。

岡:よかったすね〜

古:その後のツアーはどうだった?俺はツアーでみんなと回るの初めてだったからすごい楽しかったんだけど。

岡:プロのリハを見たりとか、ライブ終了後のお客さんとのコミュニケーションとか見れてすごい刺激になりましたね、。LEF!!! CREW!!!、原田茶飯事さん、おとぎ話さんとか、やっぱ第一線でやってる人はなんか違うなっていう、すごく感じましたね。

古:繋がれた?

岡:いやー、あれはアーティストの方とかなり繋がれましたねー、掟ポルシェさんとかも俺たちの所かっこいいってツイートしてくれたりとか。

古:ね!CD買ってくれたよね!あの光景はやばかったよね!

岡:あのツアーはデカかったすね〜!各地のバンド話せたのもよかったですし。

古:じゃあ次は自分たちでツアー切ってみてね!

岡:そうですね〜

古:他のフェスとか遊び行った事ある?

岡:ありますね〜、でもりんご音楽祭は出演者がコアだから面白いし、インディーズバンドがすごい出てるから、新しい音楽シーンを作ってくっていう姿勢はすごく感じますね。

古:RINGOOO A GO-GOもその気持ちでやってるんだけど。他のオーディションも出た事ある?俺、オーディションはRINGOOO A GO-GOしか知らないからさ。でもバンドから他のオーディションと違うってすごい言われるからどうなのかな?っと思って。

岡:まぁほぼ音源審査だけですかね、おっきいフェスだとライブ審査はあまりないかな。

古:ライブ審査はどう思う?

ジ:俺たちライブばっかやってるから、ライブ審査は嬉しいですね。音源で落とされると何も反省がわからないんだけど、ライブだと何が悪かったかわかるから。

古:音源で落とされた事あるの?

岡:ありますよ〜、落ちたね〜みたいな感じでした。ライブ審査だとオーディションの空気感がわかるから、音源審査だけだと勝負魂つかない気がしますね。

古:RINGOOO A GO-GOってチケットノルマあるじゃん?どう?

岡:出る前に、何に使われてるのかなっとは思いましたけどね、会場費とか?

古:会場費、運営費、交通費とりんご音楽祭のわさびステージの設営費とかだね。わさびステージはほとんどRINGOOO A GO-GOからの出演者が出るから。東京はバンドが多いからいいけど、地方行くと集まらないからけっこう赤字だね、でも東京だけでやると偏るし、真実じゃないじゃん?だからなるべく地方も回りたいんだけど。最後に、RINGOOO A GO-GOに興味がある人へ向けてコメントもらえる?

岡:こんなにインディーズシーンにおいてチャンスのあるイベントはないですね、話題性じゃなくて音楽性のいいバンドを拾ってくれるイベントですね。

古:忙しい中、ありがとう!ところで今日ライブだよね?どこでだっけ?

岡:新宿のレッドクロスですね。

古:あっじゃあ、後で行こうかな。

岡:ありがとうございます!じゃあまた後で!

IMG_3025

venue: 代々木カリー

============================================

2013年グランプリ「ノンブラリ」スペシャルインタビュー

IMG_3001

写真左より、ギター・鷲見俊輔、ドラム・山口実篤、ボーカルキーボード・山本きゅーり、りんご音楽祭主催・古川陽介

りんご音楽祭主催者・古川(以下、古):初めてRINGOOO A GO-GOとか知ったきっかけを教えてもらえますか?

ノンブラリ・ドラム あつし(以下、あ):あっ、俺はへきれきのサポートしてたから、りんご音楽祭を知ってて、後からRINGOOO A GO-GOを知った感じかな。2012年かな。

古:2012年の時松本でしかやってないけど、すごいメンツだったよね。

あ:ボトルズハウス、箱庭の室内楽、善戝和也とか出てましたよね。

古:すごいね、今考えると。その頃って他にオーディション出てたの?

あ:出てましたね。

古:どういう感じのオーディション?

あ:音源アップして視聴してもらって、それで投票みたいな。

ノンブラリ・ギター しゅんすけ君(以下、し):コメントを書いてくれて。あとは主催側でジャッジみたいな。

古:それ友達が多いとこが受かるじゃん。色々あるんだね〜。そういえば一回目のRINGOOO A GO-GO出てどうだった?

あ:ノンブラリの初の遠征がRINGOOO A GO-GOのオーディションで、第3者から色々言われる事がなかったから。

し:そうだね、それまでみんな前身バンドやってたりとかで繋がりがある中で改めてそうやって言われる機会だったかな。

あ:みんな、ほめてくれる事が当たり前だったんだけど、そんなのどうでもよくて、対等に古川さんからボーカルの山本を中心にだけど「等身大の音楽をやった方がいい」って言われて、説得力が感じられてよかったですね。

古:すごいみんなうまいけど、伝える所はそこだよねって話したんだよね。

し:でも、それで僕たちはすごく悔しかったです。ストレートに言われた分、あんなに凹んだだけど、それから何か変わったよね。

あ:曲作りも変わったよね。ただやりたい音楽をやるんじゃなく、山本が歌いた景色をやろうって。

古:じゃあノンブラリにとってはRINGOOO A GO-GOに出て、歌いたい事を意識し始めた。

し:改めて自分達を見つめ直すきっかけになりましたね。

古:それで1年目のRINGOOO A GO-GOには落選したわけだけど、2年目にも出てくれたじゃん?それは2年目もあったら出ようと思ってくれてたの?

あ:悔しかったから出ようと思ってましたね。それで2年目の時これで落ちたら、もうオーディション系のイベントに出るのはやめにしようと思ってたんです。で、曼荼羅でやったRINGOOO A GO-GOでノンブラリのファンの方が1年目に落ちた事を悔しがってくれたから、2年目の時にかなり集結してくれて、すごい応援してくれたの覚えてる。

古:すごい、いいね。

あ:なんか、絶対ノンブラリを受からせるぞみたいなパワーをすごい感じてた。

古:なんか俺が全国に行ってる目的としては応援してくれてる人とかそのバンドの最前にいるお客さんを見たかったっていうのがあるんだよね。要はそのバンドがなんなのかを知りたいっていうか。

し:自分のホームで勝負してる所を見たいんですね。

古:それもあるし、いいバンドにはいいお客さんがついてるからね。だって曼荼羅の日、何かすごかったじゃん?

あ:何か異常なテンションでしたよね、すごい覚えてる。何か俺らもこれで落ちたらもういいやみたいな感じだったし。やりきった感すごかった。

し:そうだね、普段来てくれない人も来てくれてたし。

古:いいね。りんご音楽祭は他のフェスと何が違う?

し:色々なフェスに遊びにいかせてもらってますが、女の子がかわいい。

あ:それは思う、スタッフも含めて。審査あるんですか?

古:ねえよ!笑

あ:音楽のレベルも高いし、聴く人のレベルも高いかな。

古:うちのお客さん、めちゃいいよね。

あ:リスナーに素人がいないというか。

古:厳しいよね!ライブよくないとすぐどっか行っちゃう。

あ:だから、りんご音楽祭に出たっていうのはすごい大事ですね。

-ここで、ボーカル山本キューリちゃんが遅れて登場。-

古:じゃあ改めて、RINGOOO A GO-GOの1回目の瓦RECORDの話を。

あ:そうそう、あの日、お嬢ライブ後に泣き出して。

ノンブラリ・ボーカル 山本きゅーり(いか、き):笑

古:そう今日はそこを聞きたいと思いまして。

あ:徹底解剖 笑

古:俺がライブ後に色々言って泣かした事件。笑

き:2年半を経て。

古:そう、そこを掘り下げてみようかと。どんな風に言われたか覚えてる?

き:ボーカルが何をしたいかわかんないっておっしゃってくれて。ノンブラリが活動を始めて2年とかでそれまで、のほほんとやってきて、フェスのオーディションあるから受けてみない?って話で受けてみたら何をしたいかわからないって言われて、あ〜そうか〜、何をしたいかわからないんだ〜っと思って、びっくりしたんです。そんな事言う人も周りにいなかったし、率直にはっきり言ってくださったんで。でも、そこで始めてわかって何かごちゃごちゃになって泣いて逃げただけなんですけど。

古:いやだと思って逃げただけなの?笑 あれでぐっときて、泣いたとかじゃなくて?笑

き:そうですね〜 笑 でも、あれがなかったらノンブラリを見直そうとは思ってなかったですね。あそこで、いやだ〜ってなったけど、それ以降はこうしたいからこうするねとか色々考えるきっかけにはなりましたね。きっとあれを言われてなかったら考えてないと思うので、無きゃいけない分岐点ではあったとおもってます。

あ:始めてしかられたんじゃない?

古:しかってないよ!笑

き:なんかお客さんからの声しか聞いた事無かったので。

あ:いい事だよね。

き:いい事でした。

古:あの事件があったからできた作品とかあるの?

き:あ〜、一昨年出したアルバムはその言葉を受けて、あーどうしたいんだろうって見直して出て来たアルバムですね。

あ:あ〜、素敵な言葉。

古:それが聞きたかったんだよ!笑 じゃあ最後にこれからRINGOOO A GO-GOに参加したいアーティストに向けて一言もらえますか?

き:私は学生の時に文化祭とか楽しくなくて、大人になってから、あ〜こういうの楽しんだなって思ったのがRINGOOO A GO-GOでした。だから出た方がいいです 笑

あ:他のオーディションで勝負するなら、RINGOOO A GO-GOで勝負する方がわかりやすい気がしますね。

し:自分達のバンドの立ち位置がよくわかると思うので、出てみればいいと思うよ。

古:そんな感じですかね。ありがとうございました。

RECENT NEWS